TAMIYA Ferrari F310B 制作レビュー

20数年間眠ってた「TAMIYA Ferrari F310B」が、ようやく完成したよ!
制作途中や完成した写真を見ながらレビューします。
今回は、エンジン周りからスタートすることにした。
理由は、
途中で飽きた場合、エンジンだけでもディスプレイすれば良いかってことで…。


金属の質感の違いや、パイピングなど、実写写真を見ながら反映させたいと意気込んでみた。
↓↓↓これが実写。
パイピングを全て再現するのは無理。

↓こっちが完成品

キャブレターのインテイクは、カーボン調の塗装をしてみた。
薄いベージュをベースに、台所の排水口ネットでマスキングして
濃いベージュを塗った後、エナメルのレッドブラウンでムラを出してる。


オイルや冷却水の配管は1.0mmと0.8mmのはんだ線。
なので、ちょっとでも触れると曲がるから、取扱注意!

Ferrariのロゴはぐちゃぐちゃ。
ほとんど見えてないんで、感で塗ってる。
ここは、ベースにシルバー塗って、その上からエナメルの赤を塗り、
ロゴのところだけ溶剤で赤を拭き取る方法が良かった。

エキパイや、アルミの保護シートには、焼けを再現。
アルミの耐熱シートは、実車もテキトーに貼ってあるんで
シワは気にしない。
↓↓↓実車



今回、塗装を終えたパーツには
全てクリアーを薄く塗って保護してる。
特にメタリックは、触ってるとエッジから塗装が削れていくので。
その分、本来の輝きは無くなるけどね。
次は、ボディの塗装について

使ったのはこれ。
専用塗料じゃないかと思うくらい綺麗な赤。
少し蛍光色っぽく見えるのが良い。
その代わり写真には反映させ辛い色。

この時点では気づかなかったが、エンジンカバー(上部カウル)だけ、
塗りが薄かったのか、他のパーツに比べて明るくなってしまった。
確かに、先端ボディーカウルは肉厚で内部からの光の透過も少ないからだと思ったし、
どのみち後でブラックを裏打ちするから良いか、と思ってたんだが
結果、色の差は解消されなかった。


エアブラシの口径が0.3mmなので塗り重ねるのに大変だった。
赤5回、クリアーは10回程度塗り重ねたけど
理想の厚塗りには至らなかった。
今回、研ぎ出しに活躍したのが、seriaで買った爪とぎ。
色付きの面が荒研ぎで、白い面がフィニッシュ用。
コンパウンド要らずで重宝した。


鏡面こんな感じ



デカールはスタジオ27とオリジナルの併用。
スタジオ27製はマークソフター塗って柔らかくしないと密着させられないけど
純正はマークセッターだけでフニャフニャになる。
↓↓↓先端のFIATがその影響で歪んじゃったぃ。

あと、リアウィングのデカール、
Marlboroのロゴの天地が治らない事態に。
これは、ウィングを立てた状態だということ、なのか?
他者の事例を見ても、こんなことにはなってないんだが…

さらに問題だったのがタイヤのデカール。
経年劣化で粘着力が落ちてた。
欠けや割れが酷く心が折れたが
1997製のF1マシンが展示されてて、その劣化までを再現した
っていうことにしよう。

写真じゃあまりリアルに写ってないけど
ボディ下面の木目調塗装。
ベージュを塗った後、オレンジ、ブラウン、薄めのブラックで塗装を溶かしながら筆塗りを重ね、
乾いた後にサンディング。
所々、地面に接した時にできる欠けも表現できた。

次はタミヤ製のシートベルト

なんとベルト部はコピー紙並の品質だった!
裏には接着剤が塗ってあるが、まぁ使えない。
折り曲げ過ぎると切れちゃうし、折り曲げたあとの接着には
木工用ボンドをつけなきゃ止まらんし、
最後の最後で老眼イビリの難関だった…。
金具のパーツ以外はサンカクヤで繊維買って代用した方が良かったなぁ。

で、今回のディスプレイは、エンジン周りを見せたいのと、
カウルの色が合わなかったということも合わせ、
カウルオープン状態で飾ろう。
ケースの納まりも良いし。

ということで、あとはギャラリーPHを楽しんでちょだい。









次は、この赤使ってサボイアつくるぞ。